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住宅履歴情報のイメージ |
住宅共通ID発行へ
住宅履歴情報システム「いえかるて」の準備が最終段階に入った。
5月10日には、住宅情報履歴システムを運用する情報サービス機関などで構成する「(財)住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会」が発足し、住宅にふる共通IDの情報管理を行っていく。住宅履歴情報は「長期優良住宅」の必須条件となっているとともに、国の進める「中古住宅市場の活性化」の根幹となるシステムだ。
住宅履歴情報のある家の施主のメリットは?計画的な維持管理?情報を活用した合理的なリフォーム、などが挙げられるが、施主の一番の関心である「住宅の価値」については、(財)不動産流通近代化センターの査定マニュアルによれば築25年の住宅でも査定が1〜2割アップするとしている。
履歴情報は顧客囲い込みのツールに
住宅履歴は住まい手のメリットだけでなく、それ以上に住宅供給者にとってのメリットの方が多い。住宅履歴の契約は同時に維持管理契約をすることにつながるし、いつでも自分の家の歴史を確認できる住宅履歴情報は「家を大事にしたい」という施主の思いをくすぐるものであり、家の修繕やリフォーム意欲を後押しするはずだ。組合では8月に住宅履歴の学習会を予定している。ぜひ参加し、住宅履歴情報を顧客の囲い込みに活用してほしい。
(住まいのネットワーク56号はこちらから)
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