Q1 |
遮熱効果はどのような効果? |
A1 |
遮熱効果は、太陽の光をより多く反射することによって、屋根があたためられるのを抑制する機能です。
遮熱形タイプとノーマルタイプでは日射反射率に差があり、この差が「遮熱効果」を生み出します。つまり、日射反射率が高いと屋根表面温度は下がります。 |
Q2 |
遮熱効果が最大になるのは、どんな時ですか? |
A2 |
真夏の快晴 ・ 無風の日(最高気温が38℃以上)、午後一時前後の測定で、最大15℃程度の屋根表面温度低減の効果が期待できます。
一方、冬季の日照や、雲天時などは、太陽光が弱く、ノーマルタイプと遮熱形タイプの効果の差が出にくくなります。 |
Q3 |
色相によって効果の違いはありますか? |
A3 |
色相の違いと日射反射率の違いから、各色の遮熱効果は異なります。ただし、遮熱形タイプはどれも濃い色相ですので、白い(明るい)色相の屋根、白くチョーキングした屋根を塗り替える場合、温度差が生じにくいことがあります。 |
Q4 |
膜厚が薄い、厚いで遮熱効果が変わるのでしょうか? |
A4 |
膜厚が薄いと遮熱効果が発揮できない場合があります。膜厚が薄くなると、太陽光が下地まで到達するため、十分な遮熱効果が発揮されません。 |
Q5 |
劣化による遮熱効果の低下はあるんのでしょうか? |
A5 |
劣化が進み、膜厚が薄くなると、Q4のように下地の影響を受けて、効果が低下する場合があります。よって、耐候性の優れた塗膜ほど、遮熱効果持続が長いといえます。 |
Q6 |
汚れによる遮熱効果の低下はあるのでしょうか? |
A6 |
汚れが付着して黒くなることで、遮熱性能が低下する場合があります。 |
Q7 |
遮熱効果によって室内の温度は下がりますか? |
A7 |
遮熱効果によって室内の温度が下がることが期待できます。ただし、家屋の構造によって効果を実感しにくくなる場合もあります。屋根裏や天井に断熱材が使用されていたり、大き
な開口部やガラスサッシがある部屋などでは効果を実感することが難しくなります。あくまで一例ですが、屋根の表面温度が10℃下がったとき、その真下の部屋では室温が2℃下がったという測定例があります。 |
Q8 |
遮熱塗料を塗ることのメリットは何ですか? |
A8 |
ヒートアイランド対策が挙げられます。屋根表面の熱吸収を低減することによって、大気中への放熱を削減できます。また、冷房使用量の低減によって、クーラー室外機からの排熱
の低減が期待されます。遮熱塗料とは、その効果によって環境への負荷を低減できる、新たな視点の環境配慮型塗料といえます。 |