戦後最大の地震災害をもたらした「阪神・淡路大震災」では、耐震基準を満たさない住宅の倒壊により、6,433人の人命が失われ、43,792人が負傷しました。全壊・半壊の建物は、249,180棟に及びました。86.6%の人が自宅で死亡し、その死亡原因は、家屋倒壊による圧迫、窒息死が83.4%を占めました。倒壊した建物が道路をふさぎ緊急車両が通行不能となったことが、被害をさらに拡大させる結果となりました。
大きな震災が起こった時、「新耐震基準(S56〜)を満たさない建物が居住者の生命を奪う凶器となった」が、「阪神・淡路大震災」の教訓です。
地震発生時刻午前5時46分から6時までに92%の方が亡くなっています。地震被害にあわないために何よりも大切なのは、建物が倒れないようにすることです。対策としては、家を丈夫にするしかありません。 |